東漸寺のしだれ桜

東漸寺のしだれ桜

樹齢推定330年、幹周2.2m程度ですが根元から流れるような曲線を描いた綺麗な樹形をしています。
枝の先の方が所々切られていますが樹勢は良いようです。


東漸寺のしだれ桜
実生から育てられた希少な桜で同じ境内にある樹齢約400年の「亀の松」と共に、昭和57年5月に市の保存樹木に指定されました。
関東でも早咲きの桜として知られており、毎年3月下旬頃には見頃を迎えます。

東漸寺のしだれ桜
ねじれるように地面から伸びる特徴的な幹。
幹に比べ根回りは太いです。

東漸寺のしだれ桜
東漸寺は文明13年(1481年)開創の浄土宗の寺院。
広大な境内には本堂、経蔵(観音堂)、鐘楼、開山堂など数多くの建物を擁する大寺院で、江戸時代初期には関東十八檀林の1つとされた名刹でした。

東漸寺のしだれ桜
江戸時代に幕府の擁護を受けた東漸寺も、明治時代の廃仏毀釈、第2次大戦後の農地解放で境内はかなり荒廃してしまいました。
しかしながら歴代住職の尽力により多数の文化財、境内の古木・巨木が昔のまま保存されてきた事が、後の東漸寺の復興の大きな力となりました。

昭和38年に、寺子屋教育の再現を目指して、東漸寺幼稚園を開設、昭和40年後半より、開創500年記念復興事業として、本堂、鐘楼、中雀門、山門、総門の改修、書院の新築、平成8年に観音堂の再建を完成し、現在にいたります。

東漸寺のしだれ桜
総門から続く長い参道にもしだれ桜や染井吉野が。(上の写真は山門)
境内は広く観光客も多く見られました。

東漸寺のしだれ桜
山門の先にある中雀門を過ぎると本堂としだれ桜が見えてきます。
夕日に照らされた美しい姿を見ることができました。

撮影日:2017.4.2

東漸寺のしだれ桜

【種 類】エドヒガン(シダレザクラ)
【詳 細】樹齢推定330年
【住 所】千葉県松戸市小金359 東漸寺
【交 通】常磐自動車道流山ICから7.9km、約17分(駐車場有り)

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