
哲学の道は左京区・若王子神社から銀閣寺まで続く、約1.5kmの疎水沿いの小道です。
京都の哲学者・西田幾多郎がこの道を散策しながら思索にふけったことから「思索の小径」と呼ばれていましたが、いつしか「哲学の道」と呼ばれるようになり、1972年に正式名称となりました。
日本の道百選にも選ばれています。
疎水の両岸には400本以上の桜が植えられており、京都でも有名なお花見の名所です。
植えられているのはソメイヨシノが最も多く、他にヤマザクラ、オオシマザクラ、サトザクラ、カンザクラ、シダレザクラなどがあります。
哲学の道の桜は、近くに居を構えていた日本画家・橋本関雪(はしもとかんせつ)氏が画家として大成した報恩にと、その夫人が1922年にソメイヨシノの苗木を京都市に寄贈したもので「関雪桜」と呼ばれている。
当初の木は樹齢が尽き関雪桜は100本以下に減ったといわれるが、佐野藤右衛門らの手により手入れされ、また桜を後世に残すため、接ぎ木で関雪桜クローン苗木を増やす作業も始められています。
道沿いにはかわいいカフェやお店も点在。
若王子神社近くにある「叶 匠壽庵」の生菓子と抹茶をいただきました。
撮影日:2009.4.6
哲学の道 - DATA |
||
【種 類】 | ソメイヨシノ、ヤマザクラ、オオシマザクラ、サトザクラ、カンザクラ、シダレザクラ | |
【住 所】 | 京都府京都市左京区熊野若王子橋から銀閣寺橋までの琵琶湖疏水沿いの遊歩道 | |
【交 通】 | 電車 | 若王子神社方面 |
|