岩松山(がんしょうざん)清雲寺には30本ほどの桜があります。
4月半ばの花の盛りの季節には、境内が薄紅色に染まり見事な風景を作り出しています。
清雲寺の前にある広場ではお土産屋さんや軽食の屋台が出ているので、桜を見ながらお昼を食べてる人もたくさんいました。
有名なお花見スポットなので大勢の人で賑わっています。
数あるしだれ桜の中でも特に目を引くのは県の天然記念物に指定されている樹齢600年のしだれ桜と、お寺の正面横、お地蔵さまのそばにあるしだれ桜。
樹齢600年のさくらは清雲寺創建の際、楳峯香禅師(ばいほうこうぜんじ)が植樹したと伝えられています。県指定天然記念物。老齢のため樹勢の衰えはあるものの、たくさんの人を魅了しております。
お地蔵さま付近のしだれ桜は本堂の正面、塀を乗り越えるように大きく枝を張っている見事な1本で、樹齢250年。見応えがあります。
その他にも秩父紅しだれ桜など多くの桜が競うように咲いています。
また、しだれ桜と秩父紅しだれ桜では開花時期が若干ずれているため(紅しだれのほうが1週間ほど遅い)比較的長い期間桜を楽しむ事ができます。
隣にある若獅子神社の裏山からは清雲寺を見下ろせるポイントがあり、そこから見る風景はまさに花の浄土。あふれんばかりの桜に囲まれた幽玄の世界を堪能できます。 (2019年に訪れた際には木が生い茂っていて見下ろすことはできませんでした。)