本堂前にすらっと背の高いしだれ桜が立っています。
上段と下段に分かれているような枝付きで、均整のとれた姿から想像するに花が咲いたら美しいのでしょう。
幹の太さを見ると若いようにも見受けられますが、近くで見るとゴツゴツとした瘤も見受けられます。
まだ莟が多く花は咲いていませんでしたが、桜を見に来ていたおじいちゃんが「昔より大分大きくなった」と教えてくれました。
西林寺は天台宗のお寺で、902年(延喜2年)比叡山の延昌慈念僧正によって現在の守谷市高野に創建され、1691年(元禄4年)に現在地に移されたと伝えられています。
平将門の子孫と伝わる相馬氏の菩提寺。
住職と親しかった小林一茶は守谷に来た際には西林寺で過ごす事が多かったと言われ、将門のことを句に詠みました。
「梅さくや平親王の御月夜」
また、境内には守谷のことを詠んだ句が刻まれた句碑もあります。
「行くとしや空の名残を守谷まで」