本堂裏の高台斜面にある樹齢約300年のしだれ桜で栃木名木百選に選ばれています。
本堂の横を通って奥へ進むと案内板とともにしだれ桜が見えてきます。
寄り添うようにハクモクレンが植えられています。
桜の周囲はぐるっと回ることができるので様々な角度から眺めることができます。
樹齢相応の立派な幹をしていますが、空洞化が進み治療を施されています。
また2009年頃に強風で枝が折れてしまいました。
しだれ桜の周辺にはたくさんの蕗が。
遊歩道は朽ちてもろくなっている箇所もあるので鑑賞の際には気をつけましょう。
昔の御本堂は、現在の御本堂の真裏にあり、池をめぐらし土畳を囲み、太鼓橋を渡って、本堂に参じたとのこと、その太鼓橋のわきに、中興開山直後、この枝垂れ桜は植えられたものである。
以後、当山の象徴として、禅寺としてこの尊厳を守り、三百年の伝統の中に息吹いてきた名木である。(現地案内板)
昔の本堂は文久二年(1862年)の火災で、山門・鐘楼・本尊にいたるまで全て焼失してしまったということです。
龍興寺のしだれ桜へのアクセス
大柿のコミニュティセンター近く、信号がある交差点に龍興寺への入口があり、小さいですがしだれ桜の案内板も立ってます。広い駐車場が完備されています。