橿淵家(かしぶち)は十五代続く名手の家柄で、その庭園に咲くこの桜は地元の人からは「名主様のしだれ桜」「橿淵家のしだれ桜」、また地域の名前から「下大久保のしだれ桜」とも呼ばれています。
桜の前には広い庭園、石垣の側に立つ桜の後方には杉林が広がり、歴史ある名木の存在感を際立たせています。
樹齢約300年、樹高18m、幹周り3m。庭園から見上げる形での鑑賞になるので樹高以上に大きく感じます。
のどかな山村でこのような名木と静かに向き合えることはとても幸せなことですね。
満開にはまだ早かったのですが、夕日を浴びる瞬間に立ち会うことができました。
名主のしだれ桜へのアクセス
鹿沼市から日光へ続く鹿沼日光線の下大久保にある大葦神社を目指すと分かりやすいです。
神社とは道路を挟んだ向かい側に桜があります。