樹齢約1020年の古典桜。 歳の割には花をよく咲かせ、幹も太い。
他の置賜さくら回廊の長寿の桜に比べて元気な印象があります。
以前は町指定天然記念物でしたが、2013年に県指定に格上げされました。
桜は上り坂の途中、右手の高台にあります。
子守堂の由来。
昔、鮎貝城主本庄様の子息が丈夫な子供に育たず、早世して困っていた所、ある日、一人の童子が訪ねてきた。
その童子に子守をさせた所すくすくと育つようになったという。
子守を褒めようとするとその姿はなく、探した所、丘の上に草履だけ残されていた。
数日たっても子守の姿はなく、これは地蔵菩薩の化身だったのかもしれないと、その場に地蔵堂を建てて祀った。
これが子守堂である。
お堂の傍らにあるエドヒガン桜の大樹が「子守堂の桜」です。
桜のある場所は高台になっていて、子供を丈夫に育ててくれた童子のかわりに町を見守っているかの様です。
幹周り7m、根回りは10mを超える巨樹で力強くたくましい幹は見応えがあります。
上の写真は2009年撮影の子守堂の桜です。
桜の季節は近くの「こぶしの家」が臨時駐車場となっているようです。