源義経が奥州に下る時、馬をつないだと伝承の残る古木。
大きな扇を広げたような素晴らしい樹冠で水田に映る美しい姿が観光客やカメラマンに人気です。
標高約900mの山中にあり例年は4月中旬〜下旬ごろが見頃になります。
樹齢は800年とありますが、現在の桜はひこばえが成長したものと言われているので400〜500年程度と言われています。
苔むした主幹は5m以上で水田裏の斜面に植えられています。
満開の桜が水田に映し出される風景が人気ですが、朝日に照らされる姿が印象的で早朝から多くのカメラマンが三脚を立ててその瞬間を待っていました。
2004年の台風で枝の一部が折れて形が変わってしまいましたが、樹勢は衰えることなく見事な花を咲かせています。
駒つなぎの桜がある阿智村智里は、周囲を山に囲まれた静かな里山で、桜の周辺は地元の方々の手により綺麗に整備されています。
開花時には手前の田んぼに水が張られライトアップも実施されるなど桜を楽しんでもらえるように尽力してくださる方々には感謝しかありません。
駒つなぎの桜へのアクセス
桜の近くには駐車できないので手前にある駐車場へ駐車して徒歩で向かいます。駐車場から桜までは15分程度。駐車場までの道路も狭い箇所が多いので運転には注意しましょう。