鹿嶋八幡神社(額田神社)の長い参道途中にある山桜の巨木。
樹齢は600年程、地上5m付近で枝が全て切断されていますが5mを超える県下最大級の樹幹は見事。
桜の近くにある「茨城桜見立番付」(川上千尋先生・昭和58年)では西の横綱に選ばれている程の名桜です。
往時の姿を見て見たいですね。
注連縄が巻かれた幹は空洞化していますが、細枝にたくさんの花を付けていて樹勢は旺盛のようです。
落雷により主幹から3つに分岐した大きな枝は切断されています。
主幹や大枝の枯損からは想像もできない花付き。
鹿嶋八幡神社について
元禄7年(1694年)徳川光圀公が古くからある八幡宮と鹿嶋宮を合祀、社殿を改築し額田神宮となりました。
地域住民の氏神様として親しまれ、古くから額田神社と呼ばれています。
「鹿嶋神」「八幡神」の二大神を奉っていることからのちに鹿嶋八幡神社と名称が改められました。
参道は長く380mもあり、地元住民の憩いの森として親しまれています。
陽光を浴びて輝く桜。
衰えをみせないその姿に生命力の強さを感じさせられます。
鹿嶋八幡神社の山桜へのアクセス
国道349号の東側にありますが、国道から神社へ進む道が狭いので分かりにくいかもしれません。額田小学校前から真っ直ぐ参道が続いているので小学校を目標にすると良いと思います。参道を進むと鳥居の手前に大きい駐車場があります。