上賀茂神社の一の鳥居を入って右手に見える大きなしだれ桜のうち、北側にあるのが「御所桜」です。
孝明天皇が京都御所から御下賜されたしだれ桜で「御所桜」と呼ばれています。
御下賜された年代から推測すると、樹齢は140〜170年くらいでしょうか。
ちなみに孝明天皇は明治天皇の父親になります。
近くにある「斎王桜」と比べると幹に風格がありどっしりとしています。
枯れ枝や幹の痛みも見受けられますが、横に大きく広がった枝にはたくさんの花を咲かせていました。
他にも名のある桜がいくつかありますが、「御所桜」は上賀茂神社にある桜の中では早咲きで、4月上旬に見頃を迎えます。
「風流桜」
「みあれ桜」
手前にあるベニシダレが「斎王桜」、奥にあるのが「御所桜」。