城峯公園は埼玉と群馬の県境にある神山の中腹標高約500メートルの高台にある公園です。
下久保ダム建設によって誕生した神流湖を望める公園として昭和48年に旧神泉村が建設しました。
首都圏自然歩道「関東ふれあいの道」のコースにも指定されています。
城峯公園は春と秋の2回、桜が楽しめる場所として有名です。
特に秋から冬にかけて見頃になる冬桜は紅葉と一緒に楽しむことができます。
ここに植えられている桜は昭和48年に埼玉県が300本を植栽したもので、現在は約600本ほどの冬桜が花を咲かせます。
春には染井吉野、十月桜、少し遅れて八重桜が公園を美しく彩り、4月下旬~5月上旬にかけて、桜の他にヤマツツジなどの花々が咲き乱れます。
一般的に冬桜は一重ですが、ここに咲く桜は八重咲きの「十月桜」です。
十月桜は4月上旬頃と10月頃の年2回開花する桜で、花びらが十数枚あり春の方が花が大きくなります。
公園内は木道やベンチ、展望台などよく整備されており、桜と紅葉を楽しみながらのんびりと散策できます。
十月桜が咲く秋の期間中にはライトアップも行われており、幻想的な風景を望むことができます。
毎年10月最終日曜日には「冬桜まつり」が開催されています。
郷土料理や特産品の販売などの楽しいイベントが催され、大勢の観光客でにぎわいます。
また、公園内には町営のキャンプ場もあり、家族連れから林間学校まで誰でも気軽にキャンプを楽しむことができます。
紅葉と一緒に秋の桜が楽しめるのは嬉しいですね。
園内のレストハウス城峯ではお土産の販売や食堂があり、美味しい味噌おでんやうどん、そば、定食などがいただけます。
ほぼ同じ時期に冬桜が楽しめる群馬県の桜山公園はここから車で30分ほど。
一緒に秋の桜狩りを楽しんではいかがでしょうか。