成願寺本堂前にある樹齢170年以上、樹高約12mのしだれ桜。
数本の支柱に支えられていますが、傘状に枝を伸ばした形の良い1本です。
幹周りは2.5m程で幹半分に治療の後が見受けられます。
この日回った桜に比べて開花が早いようで花はだいぶ散っていて、撮影中もたくさんの花びらが空を舞っていました。
成願寺は765年創建と言われる真言宗のお寺です。
日照りが続くこの土地で勝道上人(しょうどうしょうにん)がお祈りをしたところ、見事に雨が降ったことから、”願いが成る寺”「成願寺」と呼ばれるようになりました。
勝道上人は国指定天然記念物「金剛桜」のある輪王寺の起こりとされる四本龍寺を建立、日光山を開いた人物でもあります。
成願寺にはこのしだれ桜の他に、宇都宮市の天然記念物指定の樹齢800年の大イチョウがあります。
幹周り6m弱、樹高30mもある大きなイチョウで秋には境内を金色に彩ります。
大きく広い駐車場にはまだ若いしだれ桜が植えられていました。
成願寺のしだれ桜へのアクセス
国道121号の南へ進み左右を田園に囲まれた細い道路を進むと駐車場があります。50台程度駐車できる大きな駐車場です。