かつて小石川伝通院の桜、広尾光林寺の桜と共に「江戸三木」または「江戸百本桜」に数えられた名木で、現在の桜は昭和45年に植えられた三代目と言われています。
桜のある常圓寺は高層ビルが建ち並ぶ西新宿の青梅街道に面した場所にあります。
日蓮宗の寺院で、天正13年(1585年)に日立上人により創建されました。
桜は門を入ってすぐ左に植えられています。
桜の後方に天明期(1781-1789)の俳人冬暎の「うれしさや命をたねの初さくら」という句を刻んだ碑がありましたが、2013年撮影時には見当たりませんでした。
まだまだ若い桜ですが、優雅に伸ばした枝張りが奇麗で将来楽しみな1本です。
若干根上り気味の踏み固められた根元が不安材料でしょうか。
夜にはライトアップもされています。