三宝院の大玄関前に咲く枝垂れ桜は、訪れる人を歓迎するかのように大きく枝を伸ばして咲いています。
三宝院は永久3(1115)年、醍醐寺第14世座主勝僧正の創建で当初は灌頂院と称されましたが、後に仏教の三宝にちなんで現在の名になりました。
樹齢150年ほどのしだれ桜は根元付近から分岐していますが、たくさんの支柱によって支えられています。
唐門や表書院は国宝に、その他建造物は大半が国の重要文化財に指定されています。
大玄関を入った先にある庭園は、秀吉が慶長3年(1598)、醍醐の花見に際して造営したものです。
建物内部、及び庭園は写真撮影禁止です。