注連縄姿が印象深い樹齢970年のエドヒガン。
駐車場から細い道を歩いて、坂道を登った先の小高い丘の上にあります。
樹の根方には町指定文化財の東潮句碑。
当地では昔から種まき桜として親しまれ、別名舟つなぎの桜。
高玉の薬師桜と樹種も同じで薬師堂の近くにあることから同年代のものとも考えられています。
長い生涯の中で様々な試練を受けた受難の桜。
昭和初期の火災で半焼した上に、立地条件が悪い場所で根を延ばす事が出来ないようです。
枯れ木の様な姿になっても毎年可憐な花を咲かせるその姿に生命のすばらしさを感じさせてくれます。
薬師桜の名はこの木の上にある赤坂薬師堂に由来します。