東京の上野公園清水観音堂のそばにあるヤエベニシダレザクラ。
現在の桜は樹齢40年程度の若木で、1978年に植え接がれたもので9代目位であると言われています。

名前の由来については台東区設置の説明板に記載されています。
”上野は、江戸のはじめから桜の名所として知られていた。数多くの桜樹の中には、固有の名を付せられた樹も何本かあり、その代表的なものが、この「秋色桜」である。
井戸ばたの桜あぶなし酒の酔
この句は元禄の頃、日本橋小網町の菓子屋の娘お秋が、花見客で賑わう井戸端の様子を詠んだものである。桜の枝に結ばれたこの句は、輪王寺宮に賞せられ、一躍江戸中の大評判となった。
お秋は当時13歳だったと伝えられている。俳号を菊后亭秋色と号した。以来この桜は、「秋色桜」と呼ばれている。ただし、当時の井戸は摺鉢山の所ともいい正確な位置については定かでない。
お秋は、9歳で宝井其角の門に入り、其角没後はその点印を預かる程の才媛であった。享保10年(1725)没と伝えられる。”

桜の近くには「井戸ばたの桜あぶなし酒の酔」の句が刻まれた句碑がありました。

清水観音堂の入り口にもしだれ桜がありますが、秋色桜よりも見栄えがするそちらの桜の方に人が集まっていました。
↓右奥が秋色桜。
