桜の名所として知られる平安神宮。
正面の応天門を通って境内に入ると、向かって右側に左近の桜が見えます。

平安神宮は平安京を開いた桓武天皇を祀り、平安京の応天門や大極殿を模して社殿が建てられています。
大極殿は国家行事を行う正殿であり、ここに座る天皇から見て左側にあることから「左近の桜」と呼ばれ、右側にある橘は「右近の橘」と名付けられました。

また「左近」の「近」は、天皇の親衛隊である近衛兵の「近」を意味します。
天皇の左側にいる近衛兵は左近の桜のあたりに控えていました。

平安時代初期には「桜」ではなく中国を代表する花の「梅」が植えられていましたが、仁明天皇の時代に国花である「桜」に替わったという歴史があります。

右近の橘と左近の桜。

左近の桜は盆栽のように整った樹冠ですね。

ここ平安神宮には約250本もの桜が植えられている神苑があります。
