
明徳寺のしだれ桜から更に奥、山田温泉の牛窪神社にあるしだれ桜。
山田温泉は信州高山温泉郷の中心的な温泉地であり、共同浴場である大湯を始め9軒の旅館があります。昔は松川温泉、次に牛窪温泉そして現在は山田温泉と呼ばれております。
小林一茶、森鴎外、与謝野晶子などの文化人が滞在し、その時に詠った句や歌の碑が周辺に点在しています。
この桜は1945年(昭和20年)の山田温泉大火の被害を被りながらも、懸命に生き続けている姿から延命桜とも呼ばれています。
添え木で支えられ幹も空洞化しており、皮のみで生きているような姿です。
高山村のしだれ桜では最も遅咲きで、松川渓谷の大山桜群がこの後に開花していきます。
傍らには一茶句碑があります「梅の香や 湯の香よさては 三日の月」
明治27年の建立で、全国で300程ある句碑のうち4番目に古い貴重な一茶句碑です。
桜の近くには信州高山アンチエイジングの里スパ・ワインセンターがあり、ここでお土産や観光情報を仕入れるのが良いでしょう。気持ちの良い足湯もありますよ。
撮影日:2011.4.30
牛窪神社のしだれ桜 - DATA |
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【種 類】 | シダレザクラ - 樹齢不明 | |
【住 所】 | 長野県上高井郡高山村大字奥山田字牛窪3592 | |
【交 通】 | 電車 | 長野電鉄須坂駅より長野電鉄バスで約30分 |
車 | 上信越自動車道須坂長野東ICから15.7km、約25分(近くに駐車場有り) |
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