
ねじれた太い幹(4.10m)が特徴の埼玉県最大のヤマザクラです。
ときがわ町は面積の約7割を山林が占める自然豊かな町で、男杉と女杉が合体した推定樹齢800年の児持杉、幹周り6.58mの姥樫、幹周り7m、樹高10mの大カヤなど、多くの巨木がある事で知られています。
桜は林道脇の斜面にあり、以前は根元の地面が崩れ根がむき出しになったいましたが、その後周辺が整備され丸太の土留めで桜の根元も保護されています。
ただ、この土留めも腐食が進み崩壊、また桜も林道側の根が腐り大枝が枯れ落下、幹も弱り倒木の可能性もあったため、平成24年にはステンレス製のワイヤーロープで桜を固定する作業が行われました。
2014年、桜は樹勢が落ちており、根元付近の土留めにはブルーシートがかけてありました。
多くの枝を失い、周囲を高い木に囲われて日照条件も好ましい物ではなく、あまり良い状況とは言えませんが、樹勢回復の措置によって元気になる事を願うばかりです。
桜までは東松山市方面から県道172号線を進み、七重橋手前で七重峠方面へ曲がります。
そこからは道路をひたすら登っていきますが、途中すれ違い困難な場所や落石注意の看板、熊出没注意の看板等があります。運転には気をつけましょう。
道路を登っていくと、桜への案内標識があり、小さい駐車スペースがあります。
そこから林道を少し歩くと桜へ到着となります。
私がたどり着いたのは夕方で人も無く、うっそうとした林と「熊出没注意」の看板が怖くて急いで撮影して車に戻りました。なので周辺の風景写真はブレてしまいました。。。
ときがわ町には向尾根のヤマザクラという目的の桜がもう1本ありましたが、道路が狭い上に暗くなってしまったので断念。また次回訪れてみたいと思います。
撮影日:2014.4.19
七重のヤマザクラ - DATA |
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【種 類】 | ヤマザクラ - 樹齢不明 - 町指定天然記念物 | |
【住 所】 | 埼玉県比企郡ときがわ町大字大野 | |
【交 通】 | 車 | 関越自動車道 東松山ICから約30km - 約45分 |
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