新宮熊野神社は平安時代後期の天喜3年(1055年)前九年の役の際に、源頼義が戦勝祈願のために勧請し、寛治3年(1089年)後三年の役の時に頼義の子・義家が現在の地に熊野新宮社を遷座・造営したと言われています。
ここにある「長床」は熊野神社の拝殿として建てられたもので、国の重要文化財に指定されており、その特徴として周囲には壁がありません。
また、熊野神社宝物殿には「銅鉢」「木造文殊菩薩騎獅像」など国、県指定重要文化財が納められています。
長床や宝物殿は拝観料(大人300円)を払えば見ることができます。
長床の前には樹齢約600年で市指定天然記念物のご神木大イチョウ、境内入り口には樹齢約850年の大クスなどの巨木もあります。
長床の横にあるしだれ桜は、昭和初期に大竹利八氏により移植奉納されたと言われており、以前は枝振り良く美しい風貌でしたが、現在、細い枝がバッサリと切られてしまっていてちょっと寂しい風貌。
キツツキの巣らしき穴もあいてました。
桜以外にずいぶん見所がありますが、1本桜巡りでは期待しない方が良いかもしれません。
撮影日:2012.4.29
新宮熊野神社 しだれ桜 - DATA |
||
【種 類】 | シダレザクラ - 樹齢不明 | |
【住 所】 | 福島県喜多方市慶徳町新宮熊野 | |
【交 通】 | 電車 | JR磐越西線喜多方駅から約5.3km - タクシー7分 |
車 | 磐越自動車道会津若松ICから約16.5km - 25分 |
|