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又兵衛桜

又兵衛桜

小高い石垣の上に立つ、樹齢推定300年のしだれ桜。
本郷の瀧桜(たきざくら)とも呼ばれています。
東の横綱「三春の滝桜」に対して、西の横綱は「又兵衛桜」と言われる程の名木。

安土桃山時代から江戸時代初期に活躍した豊臣氏の家臣、後藤 基次(ごとう もとつぐ)、通称・又兵衛(またべえ)として知られる武将ゆかりの桜である事から「又兵衛桜」と呼ばれています。

後藤 又兵衛は大坂夏の陣・道明寺の戦いにおいて討死にしたと伝えられていますが、一方で戦死したのは影武者で、生き延びていたという伝説も残っています。
そして大宇陀の地で余生を過ごしましたが、その後藤家の屋敷跡と伝えられている場所にあることから「又兵衛桜」と呼ばれるようになりました。

又兵衛桜

石垣からせり出すように立っており、枝は自らの根元より下に伸ばしています。
樹齢300年を超す老木にもかかわらず、枝を支える支柱は1本もありません。
満開時には枝一杯に花を咲かせ、樹勢も旺盛。
日本にあるしだれ桜の中でも上位に位置する美しさを誇ります。

周辺は又兵衛桜を中心に広く開けており、ほぼどの位置からも撮影可能です。
背後にあるのは桃の花で、桜と同時に咲き誇り、景色に彩りを添えます。

又兵衛桜

又兵衛桜は2000年のNHK大河ドラマ「葵 徳川三代」のオープニングに使用された事から全国に広く名を知られる事となりました。
当時は田んぼに囲まれていましたが、人気が出るにつれ渋滞などが発生するようになり、桜の周辺の公園化が行われました。
現在、桜の周辺は奇麗に整備されていて大型バスが止まれる駐車場もあり、多くの観光客で賑わっています。開花期間中は渋滞もあるとのこと。

バスで行く場合は「大宇陀高校前」下車、徒歩20分程度。私はバスで行き、桜まで歩きましたが、のどかな田舎道で気持ちの良い散歩になりました。

又兵衛桜

桜のある大宇陀は、奈良県の他の地域よりも開花が1週間程度遅れるらしく、奈良公園満開時に訪れてみましたが、まだ莟の部分が多かったです。

撮影日:2011.4.10

 又兵衛桜 - DATA

【種 類】

シダレザクラ - 樹齢推定約300年

【住 所】

奈良県宇陀市大宇陀区本郷

【交 通】

電車

近鉄大阪線・榛原駅から奈良交通バスで大宇陀下車、徒歩15分


 周辺地図


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