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萬龍寺のしだれ桜

萬龍寺のしだれ桜

萬龍寺のある亀倉地区には市指定天然記念物の桜が6本あり、いずれも樹齢200年〜350年もの歴史を刻む立派なしだれ桜です。

萬龍寺は、元和3年(1617年)に「但唱上人」によって開山されたお寺です。
「但唱上人」は、江戸時代の初期に米子村奇妙山にこもり、五穀を絶って草根木皮を口にして暮らす木食行を行いました。
木食行と護摩供養の傍ら、石仏や千体仏を彫るという難行苦行を釈迦と同じ12年間続けた後に 萬龍寺を開山したと伝えられています。

そして開山から10年後、現在地に移転したと伝えられています。
萬龍寺にある2本のしだれ桜のうち、十王堂の桜は寺の移転の際に、本堂前の桜はその50年後に植えられたと言われています。

萬龍寺のしだれ桜

本堂前のしだれ桜
樹齢推定300年、幹周:4.6m、樹高15m
地上すぐの所で幹が3本に分かれており、それぞれが天に向かって奇麗に枝分かれしていて整った樹冠を形成しています。
本堂の前でのびのびと育っているようで、背も高くて立派です。


萬龍寺のしだれ桜

十王堂のしだれ桜
樹齢推定350年、幹周:4.2m、樹高9m
根元付近から二股に分かれており、直立している方の幹は若く、後から生えたひこばえだと思われます。
古い方の幹は斜めに伸びていて、根元付近は盛り上がってゴツゴツしていますが、若木とともに樹勢は良いようです。

寺の入口付近にもしだれ桜が植えられています。

萬龍寺のしだれ桜

桜以外の見所。

クマスギ
萬龍寺にはしだれ桜の他にも市指定天然記念物である「クマスギ」があります。
万竜寺のクマスギは須坂地方のクマスギの母樹と言われており、樹齢は推定300年。
樹高30m、幹周4.9mの須坂市随一の巨木です。
以前は2本あったが、昭和57年の台風の際に1本は折れてしまいました。

萬龍寺の四隅地蔵
地元の豪農、玉井和泉が寺に100間四方の土地を寄進した際に、領地の四隅に地蔵尊を建てたといわれており、その地蔵が今も残されている。
地元では、4体の地蔵尊の顔つきなどから但唱本人もしくはその弟子たちの作であるだろうと伝えられている。

奇妙山石仏群と千体仏
米子山国有林内に亀倉万竜寺を開山した但唱上人の木食行信仰遺跡がある。遺跡は、大巖の岩窟と浮島と言われている。
岩盤には但唱上人が12年間こもって、木食行をしながら刻んだ各種石仏や修験用具などの石造物が散在している。
木食行に入って12年護摩供養のかたわら、石仏、千体木仏を彫る苦修難行を行い、寛永2年(1625)大願成就して石仏と千体仏の二大供養を行ったといわれている。
のち、但唱上人は高輪に如来寺を開基、如来寺が寛永寺直末となったとき但唱と天台宗との関係がはじまった。
この但唱上人のこもられた岩窟と浮島の石仏群、木食行の中から念仏とともに仏像を掘り出す木食行の念仏聖で、名号の心(初相弾誓の心)を仏の姿(弾誓の姿)として残した。
人々を救済するのが目的で作られた千体木仏で、歴史・文化を認識するうえでも大変貴重な文化財である。
(いきいき須坂:奇妙山石仏群と千体仏)

撮影日:2011.4.29

 萬龍寺のしだれ桜 - DATA

【種 類】

シダレザクラ(本堂前) - 樹齢推定300年 - 市指定天然記念物
シダレザクラ(十王堂) - 樹齢推定350年 - 市指定天然記念物

【住 所】

長野県須坂市大字亀倉424 萬龍寺

【交 通】

電車


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