広園寺は、康応元年(1389)片倉城主大江備中守師親により創建され、寛政四年(1792)の放火による焼失後、江戸時代後期に再建されました。
現在は東京都指定有形文化財に指定されており、総門・山門・仏殿・鐘楼が文化財に指定されています。
山桜は樹齢300年と言われており、仏殿を背景に特異な樹形にて咲いていました。
案内板には「準天然記念物」と記されています。
ちょっと斜めに生えた幹の途中から、ねじれるように複雑に絡み合った枝が上の方に伸びていて、見る角度によって大分印象が変わる桜です。
桜の周りにはスケッチをしている方が数人おりました。
また奥の方には樹齢200年と言われるしだれ桜もあります。花は既に散っておりました。
山桜は境内にある染井吉野、しだれ桜が散った後に満開を迎えるようです。
桜を観に行ったのは満開を過ぎて花の散り始め。
ゴツゴツとした幹に反して、風が吹く度に、はらはらと舞い地面に積もる花びらは、とても小さくて儚く感じました。
総門前にも立派な山桜がありますが、こちらは電線が前を通っていてちょっと残念。
撮影日:2012.4.16
広園寺 山桜 - DATA |
||
【種 類】 | ヤマザクラ - 樹齢推定300年 | |
【住 所】 | 東京都八王子市山田1577 | |
【交 通】 | 電車 | 京王高尾線山田駅 - 徒歩約7分 |
|