
この桜の正確な樹齢は不明ですが、100年位だろうと言われています。
根元付近から十数本の幹に分かれ、池の畔に身を乗り出すようにして咲いていて、濃い紅色の花が水面に映る姿が美しい。
鏡のように静かな池に映る満開の姿は格別。
満開の時期も短いと言われており、撮影の難しさもこの桜の人気の理由ではないでしょうか。
先輩カメラマン曰く「撮影出来る場所はみんな一緒で限られているから、光の当たり具合とか影の入れ具合で変化付けなきゃいけないべ」との事。勉強になります。
平成21年に公募で「鏡桜」と命名され、池の近くには命名者名が刻まれた柱が立っています。
「桜が水面に映る姿が自分自身を見つめているような風景から、見に来た方々も自分自身を見つめてほしい」
との思いが込められているそうです。
桜のある場所の周囲は山に囲まれていて霧も発生し易い。
早朝の撮影では、日が昇る前の静かで幽玄な姿から朝日を浴びて赤味が増す姿まで変化のある写真が撮れます。
桜へは山都町中心部から国道459を北上して県道385に入りさらに北上、山都町一の木から県道383を通るルートで向かいました。
この県道383号熱塩加納山都西会津線が非常に狭く、カーブも多い峠道で車1台がやっと通れる様な箇所も多く見受けられます。まさに峠越えをしている様な感じで対向車が来ない事を祈りながらの運転でした。
もう一方の県道335の喜多方方面から入るルートはどうなっているのでしょうか。
いずれにしても運転には気をつけたい所です。
沼の平地区は100万株の福寿草群生地として知られ、鏡桜は福寿草会館から西に700mの位置にあります。
池の前の道路は車1台がやっと通れるくらいの幅、三脚を立てて撮影している方がたくさんいるので運転には注意したいです。池の近くには車10台程の駐車スペースとトイレが設置されています。
撮影日:2012.4.29
鏡桜 - DATA |
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【種 類】 | オオヤマザクラ - 樹齢不明 | |
【住 所】 | 福島県喜多方市山都町沼の平 | |
【交 通】 |
車 | 磐越自動車道会津若松ICから約33km - 1時間 |
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