
大正11年に国の天然記念物指定を受けた樹齢800年を超す名木。
蒲桜はエドヒガンとヤマザクラの自然交配種で非常に珍しく、日本五大桜の一つに数えられています。
鎌倉時代の武将である源範頼が石戸宿に訪れた際にもっていた杖を地面に差した所、立派な桜となった伝説からこの名前がついたとされています。(その他にも諸説あり)
天然記念物に指定された当時は4本の幹があり、幹の周囲が11mの立派な桜でしたが、現在は一本の幹と孫生えが残るだけとなっています。
根元には折れたと思われる幹の形跡も残っていました。
東光寺の境内にあるこの桜の案内板には大正時代の桜の姿を映した写真があります。
また、蒲ザクラの根本にある石塔は範頼の墓石ともいわれています。
衰えたとはいえ空に向かって大きく枝を伸ばすその姿には800年を生きた風格が漂い、今もなおたくさんの花を咲かせています。
撮影日:2010.4.9
石戸蒲桜 - DATA |
||
【種 類】 | カバザクラ - 樹齢推定800年 - 国指定天然記念物 | |
【住 所】 | 埼玉県北本市石戸宿3-119 東光寺 | |
【交 通】 | 電車 | JR高崎線北本駅 |
車 | 圏央道桶川北本ICから約1km - 約2分(駐車場約30台) | |
【URL】 | 北本市公式ホームページ :桜の開花状況を確認できます。 |
|