
慈雲寺は暦応年間(1338〜1341)に夢窓国師によって開かれた禅寺。
ここにある桜は甲州市の天然記念物に指定されてる樹齢320年程の立派なイトザクラです。
お寺の門を潜って目にするイトザクラはまさに荘厳華麗、枝を四方に垂らし、糸が垂れるような形で花色は淡紅色。お寺の前に立派に咲き誇ってます。
慈雲寺のもうひとつの観光場所は名作”たけくらべ”でおなじみの”樋口一葉”女史の文学碑。一葉の両親が慈雲寺がある”大藤村”の出身ということです。
短い24年の生涯の間、一葉は一度もここを訪れたことがありませんでしたが、彼女の作品には、しばしば塩山の地名や風情が出てきています。
お寺の中に入って抹茶を飲みながら眺めるイトザクラも風流。
お寺の周りは、桃やサクランボの花が満開で、桃の花の可愛さと、糸桜の可憐な風景が心を和やかにさせてくれました。
桜の季節には甲府盆地一帯がピンクのじゅうたんを広げたような美しい桃源郷となり、とっても奇麗な風景を楽しむ事ができます。
撮影日:2006.4.9
慈雲寺 糸桜 - DATA |
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【種 類】 | シダレザクラ - 樹齢300年 - 市指定天然記念物 | |
【住 所】 | 山梨県甲州市塩山中萩原352 天龍山 慈雲寺 | |
【交 通】 | 電車 | JR塩山駅下車-タクシーで約5分 - バスは一日数本のみ |
車 | 中央高速勝沼I.C.より約20分(駐車場30台) |
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