
樹齢は不明ですが、幹周り6.5mからするとかなり古い桜と見受けられます。
江戸後期(1809年)の「新編 会津風土記」にも、
この桜は古木として記されています。
会津にある桜でも樹高、幹周り共に上位の桜ではないでしょうか。
花が咲くのを目安に農耕を開始したことから、種蒔桜と呼ばれています。
さくらは道路脇の民家の裏の高台にある稲荷神社境内にあります。
道路からも見える位置にありますが、運転してると若干見つけにくい場所にありました。
また、そんなに広い道路ではないので運転には気をつけましょう。
背後に竹林があり、そこからせり出すように立っています。
枯れたり折れている枝が目立ち、下の方に花はありませんが、上の方の枝にたくさん花を咲かせていました。
撮影の際、民家の方の了承を得て、庭から見上げる様なアングルで撮影しました。
たまに桜を撮りにくる方がいるそうです。
桜の近くまで行くには狭くて急な石段を登って稲荷神社まで登ります。
太い幹には植物が絡まり、苔も生えており、この桜の歴史を物語っている様です。
桜は竹林に囲まれていて、暗い雰囲気の稲荷神社は一人で長居するには少々恐い場所でした。
撮影日:2012.4.28
石村の種蒔桜 - DATA |
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【種 類】 | エドヒガン - 樹齢不明 | |
【住 所】 | 福島県会津若松市大戸町石村33 稲荷神社 | |
【交 通】 | 電車 | 会津鉄道門田駅下車 - 徒歩約30分 |
車 | 磐越自動車道会津若松ICから約11.5km - 20分 |
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