宝寿院は平安から鎌倉期にかけてここに栄えた平塩寺という巨刹の西塔院にあたり、境内には夢窓疎石(鎌倉時代末から南北朝時代、室町時代初期にかけての臨済宗の禅僧)が手がけたという庭があります。
ここにあるしだれ桜は樹齢200年。
初代は夢窓疎石が手植えしたと言われており、現在は6代目にあたります。
しだれ桜は幹がバッサリ切られており、少々寂しい姿です。
隣には若いしだれ桜が植えられていましたが、こちらはまだ莟の状態。
ご住職曰く、桜がずるしてなかなか咲かないとの事。
宝寿院はJR身延線・市川本町駅の東側の高台にあり、駅からのアクセスも良い。
正門をくぐるとしばらく坂道が続きますが、途中にある親子地蔵が微笑ましいです。
しだれ桜の他にも桜が植えられており、高台にあるので眺めも良く、鐘楼や夢窓疎石築造の庭園など見所も多いです。
また、甲斐西八代七福神の「福禄寿」が祀られています。
近くにある福寿院のしだれ桜と共に訪れてみてはいかがでしょうか。
撮影日:2012.4.7
宝寿院のしだれ桜 - DATA |
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【種 類】 | シダレザクラ - 樹齢200年 | |
【住 所】 | 山梨県西八代郡市川三郷町市川大門5711 | |
【交 通】 | 電車 | JR身延線市川本町駅下車 - 徒歩約3分 |
車 | 中央自動車道甲府南ICより約20分 |
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