恵林寺は甲州市塩山小屋敷にある臨済宗の名刹で武田信玄の菩提寺です。
元徳5年(1330年)、甲斐国の守護職であった二階堂貞藤が、夢窓国師を招き開山、二階堂氏邸を禅院としたのが始まりと言われています。
その夢窓国師作の庭園もあり、しだれ桜が植えられています。
庭園は国の名勝指定を受けています。
快川国師が織田勢に焼き討ちに合い「心頭滅却すれば、火も自ずから涼し」と詠んだ三門や慶長11年(1606年)に徳川家康の寄進を受け再建された四脚門(赤門・国重要文化財指定)など見所も多く、その他にも境内には庭園の他、本堂、庫裡、明王殿、赤門、三重塔や信玄公のお墓もあります。
様々な桜がありますが、山門前にある彼岸桜の開花が最も早く、その後順にソメイヨシノが開花していくので、比較的長い間桜を楽しむことができます。
恵林寺に到着したのが夕方だったので、人影もなく夕日に映える桜を心置きなく堪能することができました。
時期が早かったため、満開だったのは早咲きの彼岸桜のみでしたが、長い参道脇に咲く桜や、三門近くに咲く桜、池の畔に咲く桜など見所も多く、広い境内を歩いて回ると樹齢があるであろう桜も何本か見受けられました。
撮影日:2012.4.7
恵林寺の桜 - DATA |
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【種 類】 | ソメイヨシノ・シダレザクラ・彼岸桜・ウコンザクラ - 約60本 | |
【住 所】 | 山梨県甲州市塩山小屋敷2280 | |
【交 通】 | 電車 | JR塩山駅 - バス「西沢渓谷行」恵林寺前下車 |
車 | 中央道勝沼ICから10km、約20分(駐車場70台) |
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