東京都町田市に残る田園風景、谷戸とは、丘陵地が浸食され形成された谷状の地形のことを言います。
五反田谷戸には、多摩丘陵の谷地から湧き出る水によって形成された田園風景が残り、湧水が蓄えられている溜池の畔に、谷戸のシンボルである樹齢推定200年の山桜があります。
アクセスは多摩センターからバスで日大三高入口で下車、そこから20分程で谷戸の入り口に着きました。
そして、谷戸入り口から細い小川が流れる小道を奥へ入って行くと桜が見えてきます。
根回りはそれほど太くない様ですが、幾重にも分岐して伸びている枝が、昆虫を思わせる独特の姿をしております。
また、幹の途中から松の木が生えているようですが枯れているとの事。興味深いです。
2012年にこの桜を訪れたときは花はだいぶ散っておりましたが、迫力のある幹を見れただけでも満足です。
散った花びらが近くの溜池を奇麗に彩っていました。
藤沢周平監督の映画「蝉しぐれ」にこの山桜が写し出されるシーンがあります。
桜からは棚田を見渡すことができて、東京にいながらも懐かしく、のどかな風景を堪能することができました。
撮影日:2012.4.15
畦桜 - DATA |
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【種 類】 | ヤマザクラ - 樹齢推定200年 | |
【住 所】 | 東京都町田市五反田谷戸 | |
【交 通】 | 電車 | 京王多摩センター - バス「日大三高行」日大三高入口下車 - 徒歩約20分 |
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